自宅からあっちへ約50kmを霧の中で運転した。朝から、目的地へ着くまでほとんど霧が立ちこめていた。あきらかにアクセルペダルを離したときの速度低下の程度が大きい。
目的地についたら、霧が晴れた。速度低下の程度は普通に戻った。EVモード(電池モード)か否かは関係がなかった。
市街地と田舎道を含めている道路だが、早朝で混んでないと、気温の高い春から秋にかけては燃費は 25 km/ℓ 程度で、気温が低い今頃は23 km/ℓ 程度だろう。しかし今回は20 km/ℓ にしかならなかった。車のパネルのディスプレイ表示の値である。実燃費はこの0.9掛けだ。誤差10%というのはひどい。ま、大抵よく見えるようにすると思うが、それにしてもひどい誤差だ。
霧がかかっていたので道路はほんの少し濡れている。しかし、あきらかに雨のときとちがっている。雨だって霧だって湿度は100%近いだろうからエンジンの吸気の湿度が影響したとは思えない。路面がほんの少し濡れていると転がり摩擦は大きくなるのだろうか?
アスファルト道路では路面が濡れていると転がり摩擦抵抗は小さくなることになっている。しかし、完全に乾燥した道路とすこし湿った道路では違うのかどうか、ネットで見る限りそのようなデータはない。
手足の皮膚では、少し濡れた方が摩擦抵抗が大きい。年寄り(管理者がそうだ)が新聞をめくるのに指を舐めているを見たことがあるだろ?若い時は、きっちゃねーと思ったが、今ではしょうがないと納得できている。自分自身がなっちゃったからだ。緊張時に手に汗をかくのは、祖先が樹状生活をしていた名残だとかいう説もあるが、別に樹状生活しない動物だって手に汗をかく。つまり、すこし湿度があったほうが手の摩擦は大きくなるのだ。名残ではなく、現に機能しているのだ。
気合いを入れて運動するとき、手につばをかける動作をしばしば見る。これも同じ理由だ。手には少し湿り気がないと摩擦抵抗が大きくならない。プロ野球の選手がバッターボックスに立つ時、手袋をしているのに手袋につばを吐きかける奴がいる。この効果は不明だ。気合いをいれる/集中するための動作で摩擦係数を上げることについては無意味だろう。手を使わない動作のときでも手につばをかける。同じ事だ。
管理者のようなじじいになると、手の湿度が保たれないので、タッチパネルがうまく動作しない。手に息をかけてパネルに触る。だからタッチパネルは嫌いなのだ。こっちは、摩擦係数の問題ではなく、静電気を検知して動かしているからだ。そのうち、パソコンやタブレットをつかうとき手につばをかけて気合いを入れてから使うようになるかもしれない。