医療系の実習だと、どうしても血を見る実習がある。ヒトの血を見るのは、医学や看護では、ヒトから採血できないと困るから当然ですな。臨床検査技師とか理学療法、作業療法などのコメディカル分野の職員だって、職場で全く血を見ない訳ではない。普通の、会社の営業職とは違うからな。
コメディカルだって、今では血糖値とかは家庭で測定できるキットがあるから、これを使ったヒトを対象にする血を見る実習がある。しかし、その血の量は米粒大だ。もっと血を見る実習はカエルを使った実習で、それが先週終わった訳だ。
そこで、「もう血を見る実習はいやだ?」というアンケートを理学療法学科の学生からとった。いやだというのが95名中36名=38%いた。
さって、この数字は大きいのだろうか?医学部でやっても何人かはいやだというだろうな。医学部で、ウサギの血を見る実習をやっていたが、動物実験に反発する医学部学生がいたからな。
医療系は理系でいうと生物系に入るし、そのうちの動物系なので血の出る実験は当然だと思うのは、管理者が「じじい」だからかな?
医療系でない一般人の中には、動物実験を止めて全てコンピュータでシミレーションで実験しろなどという無茶を言う奴がいるからな。動物愛護は当然だけど、動物を使った実験を行わないとわからないことがあるんだよね。動物を全てコンピュータに押し込めることができたら、生物学はなくなっちゃうかもね。