ownCloud

このサーバ、Moutain Lion Server (10.8.4)を使ってファイルを、どこからでもアップロード・ダウンロード出来るようにする。つまりCloudを作るのだ。「無料でいくらでもあるじゃん」と言うなよな。自分自身のCloudを持つのがいいのだ。
管理者のように、働く場所が複数のとき便利だ。TeamViewerのファイル転送は不安定なときがあるからな。
ownCloud をインストールしてみた。ownCloud Enterprise Edition 5.0.9だ。できたので、利用したい関係者は管理者まで連絡してちょうだい。それぞれのプラットフォーム専用のアプリをインストールすれば同期をとることもできるようだ。
https://owncloud.com/download からownCloud Enterprise Server Editionをダウンロードする。ユーザ名、メールアドレスを登録すると、メールが送られてくるのでメールにしたがってhttps://owncloud.com/downloadにアクセスして落とす。
サーバ用のアプリをダウンロードし解凍するとowncloud というフォルダになる。このフォルダ全部を
/library/server/web/data/sites/default
に移動し、

sh-3.2# chown -R www:www owncloud

とownerをwwwに変更しておく。
phpMyAdmin でデータベースを作る。
データベース名:owncloud
ユーザ:owncloud
パスワード:xxxxxxxxxxxx
ホスト:localhost
特権はすべて
照合順序:utf8_unicode_ci
である
そんでもって、http://exam.com/owncloud/ にアクセスして詳細設定を開いて
20130821owncloud
 
を入力する。この絵では管理者をowncloud にしたがadmin とかのほうがいい。
「セットアップを完了します」をクリックしてできあがり。
再度、http://example.com/owncloud/ にアクセスし、owncloudの管理者の名前とパスワードを入力してログインすると、ownCloudへようこそ の画面がでる。
3つのボタンがあるが、これはownCloud のダウンロードのページにあるのと同じで、端末がWin、Mac、Linux、Android、iPhone であればそれぞれ同期を取るアプリをダウンロードするページにいきますよ ということだ。だから右上の × をクリックして閉じて良い。同期が取れるのかは確認していないができるんだろ、きっと。
管理者でログインすると右上に管理者名があるからその右の三角をクリックしてメニューをプルダウンすればユーザを加えることができる。もちろん、加えるユーザをadminグループに入れてはいけない。
20130821owndloud_admin_mode
各ユーザは自分のdirectoryを持つことになるので、その中で新規のフォルダを作成することができる。アップロードは端末のファイルをドラッグドロップすればいい。
最大容量はデフォルトで512MB となっている。これを変更するためには、管理者でログインして、メニューの管理者を開いて設定する。しかしそれだけではだめで、
/library/server/web/data/sites/default/owncloud/.htaccess

php_value upload_max_filesize 512M
php_value post_max_size 512M
php_value memory_limit 512M

php_value upload_max_filesize 4G  //4Gに変更
php_value post_max_size 4G  //4Gに変更
php_value memory_limit -1  //-1に変更
php_value max_execution_time -1  //追加
php_value max_input_time -1  //追加

と変更する必要がある。未確認だ。だいたい512MBの容量のファイルをアップロード/ダウンロードするのは環境によって、えらい時間がかかるにちがいない。
でも16Gに増やしておいた。誰にも制限されないのが自分自身が持つサーバなんだからな。
収容場所を増やすとゴミが増えるだけなのはパソコンだけの話ではない。そうだろ?棚を作ればすぐいっぱいになって捨てることはしないだろ?クローゼットだって、でかければ、もはや着る事の無い服がぶらさがっていることになるだけだ。
でも、例えばlocalのデスクトップを丸ごとアップして、同期を取るようなことにしておけば、最初は大変だが、あとで楽になるかもしれない。
多くの場合、作業中のファイルはデスクトップに置く。作業が一段落したら書類とかマイドキュメントに整理/移動することになる。作業中のファイルを同期するためにはデスクトップをownCloudに置き、同期アプリを使うことになるが、現実的ではないだろうな。デスクトップだけでも35GB、書類も46GB使っている。HDが安くなってどんどん肥大化して、いらないものまでともかく積んでおくからだ。
だからといって作業中のファイルを専用フォルダに納めてから作業するなんてことやってられないしな。ときどきデスクトップを綺麗に片付けるだけだからな。
ownCloud は使い道があるだろうか?ま、いまのところサーバのHDに余裕があるから、使えるよ ということにしておくか。グループを作りshare フォルダを公開すれば特定のグループ所属のユーザにファイルを分配することもできるが、グループのメンバーを作ったり管理するのが面倒だし….
昔、シアトルに留学することになった大学院卒業生に、こちらの研究室とでファイルの交換をするのでなにか共用directoryを作ってくれと頼まれたことがあった。当時はHD容量も少なかったので、外付けHDを購入するのならという条件で作成してあげた。その結果、当の大学院卒業生は、日本にいる家族にTV録画をパソコンで見えるように変換する方法とアップロードする方法を教えて、シアトルで日本のTVドラマを楽しんでいたのだ。シアトル在住の日本人と一緒に紅白歌合戦を楽しんでいたのだ。なんて奴だ。奴といっても女だ。

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