学生実習のレポートを評価しているわけだが、レポートに書かれた誤りを学生に教える必要がある。
レポートに赤字で記入し返却するわけだが、学生のレポートは画一的で、だれかのレポートをコピーすることが多い。そこで、そのような丸ごとコピーのレポートは、はっきりと学生の名前を挙げて、クラスの前で指摘する。100通のレポートの共通点を抽出するのは難しい。そんなに管理者の頭には記憶容量がないからな。検出ソフトがあるからできるのだ。
それでも、多くの学生は丸ごとコピーでなないにしろ、誰かが書いた/提案した文書、あるいは誰かが見つけた教科書の記述を使ってレポートする。したがって大同小異のレポートになる。共通の誤りがいっぱいあるわけだ。次の実習時に共通の誤りについて解説するわけだが、そんなことをやっていたら、実習ができなくなる。しかし指摘しないわけにはいかない。
そこで、プリントで配布するか、レポートの評価ポイントはここだとWebページで公開するわけだ。
昨年度は、カエルの座骨神経の電気刺激実験の解説をアップした。それを、こっちの大学の学生がダウンロードして問題になった。あっちの学生は理解できないかもしれないが、こっちの学生は理解できそうな文書だった。
昨年度のページはすべてサーバから削除してある。しかし、恐ろしやGoogleはキャッシュに溜め込んであるので、キャッシュの部分が検索でヒットする。そのページは既にないので、クリックするとNot Found になるから問題ないはずと思っていたわけだ。しかし、googleのページでは検索キーワードを含む部分が表示される。一部だが、要になる単語が含まれている場合がでてくる。つまりうまい具合にキーワードが合うと、そのキーワードのある文章が一部ではあるが表示されてしまい、その検索キーワードの近くに要となる用語があると大きななヒントになる。
何回か、同じキーワードで検索すると、Googleの方ではNot Found となるページは、キャッシュにあるにしろ、表示しなくなるようだ。別のキーワードで検索すると相変わらずキャッシュされた文章の一部は表示される。つまりGoogle には依然として、ページ全部がキャッシュに残っているわけだ。
まいったな。昨年度はパスワードを設けていないページだったからな。今年度はパスワードが必要になるようにしたからGoogleに見つからないと思うのだが。