最近、大学では新型コロナウイルス蔓延にともないオンライン講義というのが普通になり、学生さんは大学の用意した学習のためのサイトにアクセスして必要な情報を得たり、テストを受けたり、レポートをサーバへのアップロードという形で提出するのが当たり前になっている。
高校ではそのような教育形態がなかった、あったとしてもまだ少数なので、大学に入ってオンラインでの情報の送受というのは初めてになるのだと思う。インスタグラムとかで写真をアップするようなことは実施しているのだろうけど、このときサーバにファイルをアップする、ダウンロードするという概念ができているかどうが疑わしい。
入学して、入学式に続くオリエンテーションで学生は用意された ID とパスワードで教育用のサイトにアクセスする方法を学ぶわけだ。持参したノートPCあるいはスマホでアクセスできるように指導されているはずなわけだ。だから、最初の講義や実習ではすぐにこの教育用のサイトを使ったテストや資料の配布を実施しているのだ。
ところが、何十人もいる学生の中で必ず一人や二人がアクセスできないということになる。ID パスワードが違う とサーバに言われるわけだ。そのときの学生の反応は、このブログを読んでいる方も同じことを経験していると思うのだが、絶対、入力したID パスワードに間違いはないと主張するわけで、アクセスできないのは、アクセスしろと命じた当方が悪いという批判の目で当方をにらみつける。参っちゃうよね。ここで当方が「ばかやろー、みんなアクセスできているだろ、できないのはおまえだけだ、おまえがわるい」と言ってはいけなのだ。つらいね。学生さんはお客さまだからね。
ひどいことに、昨年度、アクセスしたことがある2年生にも新学期になるとこのようにアクセスできないとクレームをつける学生がいるのだ。1年間、毎回授業でアクセスするのが必要だったのに、新学年になるとできないのだ。不思議なのだ。
と新学期が始まり学生さんとの接触が増えると、新型コロナ感染の恐怖以外に、ため息まじりのつぶやき・愚痴が始まるわけです。