OSX10.8サーバ その11 WebDAV

Mの更新(OSX10.8サーバ) その11ーWebDAV
まだWebページができていないわけだが、ちと別なことを。
htmlファイルを作製してアップロードするのはこれまではFTPで行ってきた。管理者は『じじい』だから、この方法に慣れている。しかし、FTPは途中にファイヤーウオールがあると(あるのが普通だ)なかなか面倒である。ポートが20、21、1024以上とか2つを使うのでファイヤーウオール(たいていはルータのことだ)の設定で苦労した経験がある。またセキュリティも甘いようだ。
大昔、自宅にようやくケーブルネットが引かれて、サーバを作くれる環境になったとき、サーバを建てたら、すぐにポートスキャンする奴とか、FTP接続をブルートフォースでアタックして来た奴がいた。ip addressを調べたら、同じケーブルネット内のやつだった。ケーブル会社経由でクレームをつけたら止まった。ケーブル会社は結果を当然教えてくれなかったけど、近所の奴なのは間違いない。当時は、まだ加入者が少ないちっちゃなスケールのネットだったはずで、このネット内に自宅サーバを建てる奴なんてほとんどいなかったはず。住宅環境から考えて、大学か研究所の教員/職員だ。彼らの息子が遊んでいるとはあまり考えにくい。彼らの息子のほとんどは、まだ中学生以下だからだ。
閑話休題。FTPに代わるのがWebDAVで、セキュリティもしっかりしているらしいし、http でポート80を使うのでファイヤーウオールを気にしなくていい。ポート80を閉じたファイヤーウオールなんか普通ないからな。Webページ作製ソフトのDeamweaver もWebDAVでできるようだ。iPADとの連携も簡単にできそうだ。自分だけののdropboxを作れるだろう。iCloudてなんかいやなんだよね。管理者が勝手に読むことができるからな。
Mountain Lion Server の場合は、ファイルの共有と呼ばれている機能でWebDAVの設定ができる。

Server.app からファイル共有を選び、共有ポイントを作製すればいい。デフォルトでBackup,Groups,Public, Users が並んでいる。これに左下の + ボタンをクリックして フォルダを選択するわけだ。Webページを置くフォルダ[ユーザ名]/Sites を加える。この加えたフォルダをダブルクリックするとアクセス権を設定できる。 Webページを置くフォルダ[ユーザ名]/Sites をオーナーが「読み出し/書き込み」 にして他の全員を「読み出しのみ」に設定すればいい。スクロールして 設定の項目はMacクライアントと共有(AFP)、Windows クライアントと共有(SMB)、iOSデバイスと共有(WevDAV)、ゲヅトユーザにこの共有へのアクセスを許可 にチェックを入れる。


Webページではなく他のパソコンとの間でファイルを共有するときは、別途フォルダを作り、アクセス権を設定すればいいわけだ。ただし、このサーバがルータの中にあってprivate ip address で運用されているときは、当然、そのサブネット内だけでしか使えない。
問題は、複数のユーザがこのサーバでWebサイトを作って利用するとき、各ユーザのdirectory 内のSites をWebページを置く場所としたいので、共有ポイント(フォルダ)が同一のSites という名前にならざるを得ない。そこで異なるユーザのSitesフォルダを共有ポイントにすると、このファイル共有設定では、作った順にSites, Sites-1, Sites-2 となってしまう。名前という入力欄があって、変更するが、この変更はどこにも反映されない。共有ポイントを開いて初めてわかる。なってこった。
クライアント機がMacの場合、この共有ポイントへのアクセスは、ファインダーで、メニューから「移動」「サーバへ接続…」(あるいはCommand + K )で、接続先にhttp*//[ip addressまたはドメイン名] とし、あるいは特性のフォルダを指定したければ /[フォルダ名] を続けて

接続をクリックする。ID 、パスワードはサーバでののユーザ名、パスワードを入力すると、そのユーザがアクセス可能なフォルダのみが見えるネットワークドライブがデスクトップにできる。このとき表示されるフォルダ名は、自動的に振られた、Sites-1とかSites-2 となってしまう。折角名前を付けたのだから hoge-Sites とかになるようになっていたらいいのに。
クライアント機がWindows の場合でもできるはずだが、テストは後ほど。