ゴニオメーター その4

電子ゴニオメーターと称する角度を電圧に変換し記録するための道具を作り、学生実習に供与したことは前に書いた。
ところが提出されたレポートでは、上腕二頭筋・三頭筋という拮抗筋の筋電図はあるものの、同時記録した関節角度が掲載されていないのだ。関節角度の記録は切り捨てられていて表示されていないから、どこが屈曲なのか伸展なのかがわからないレポートが多数あった。
なんてこった。苦労して十数個作成したのに。昨年はこの電子ゴニオメータがなかったから、上級生のレポートには関節角度の記録はないわけで、だから提示しなかったのか?
実習開始前の説明で、屈曲・伸展がいつから始まるのかが重要なんだぞと言ったんだけどね。クラスの誰かが削除しちゃうと、右へ習いなのだ。レポートが金太郎飴なのだ。
虚しいな。

「ゴニオメーター その4」への3件のフィードバック

  1. あ~あ、管理者さまがお気の毒過ぎて、このブログのタイトルが胸に迫ります。それにこんなに面倒見の良い先生はめったにいないのに、教えていただけることを身に付けようとしないなんてもったいなさ過ぎて涙が出そうです。私が管理者さまの教え子だったら、きっと目を輝かせて質問責めにしているでしょうね。私は昔から知りたがり屋で質問魔でしたから。そしてこのブログでも物知らずの私の質問でさえ誠実に答えてくださる管理者さまとだったら、どんなに素晴らしい時間を過ごすことができるだろうと想像してしまいます。

  2. ま、ま。こいつらが3,4年生になったら、あのときの生理学はきちんとやっていたんだと言う声があったらうれしいわけですな。
    現に今の4年生は1年次当時に私が配布した講義の資料を見て勉強しています。あとから気がついたといっていますから、それでいいでしょ。

  3. >あとから気がついた
    まぁ、最高の褒め言葉が学生から出ているのですね。
    同じことでも、経験をつみ知識がついてきてからわかる事ってございますよね。
    我が身を振り返って遥か昔になった学生時代。
    気がつくのが遅すぎる時とならないようにしないと。
    とはいえ管理者さまの講義は、こちらのブログで片鱗を伺えますが、至れり尽くせり、興味をいだかせる工夫のあれこれと、3,4年にならずとも気がつくものでしょうに。

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