学内で行っている実習は、クラス50人を、場合よって8〜12班に分けて実施している。
実習機器の数から8班のことが多かったわけだが、今年、ようやく4セット追加してもらったので12班という構成ができるようになった。班は、被験者1名、パソコン操作1名、実験ノート記録者1名、被験者補助等で1名が最低、すなわち最低4名が1班だ。50名のクラスで12班にすると、10班が4名、2班が5名となる。欠席者がいたりするからその場合は5名の班を削ればいい。しかし、講義とちがって、実習を欠席する学生は少ないのだ。4、5名だと遊ぶ学生が出てこないことになる。4年目になってようやくできるようになったのだ。毎年、実習セットが足りないとわめいていた成果だ。本当は空間も足りないので、こっちも別途わめいていたのだが、その結果、空間が新設されることになったのはいいのだが、管理者には割り当てられないことになってしまった。くそ!!
実習なので、終了する時間は班によって異なる。要領よく進めてデータを取得したら、さっさと片付けて帰っていいということにしている。管理者が学生のときは、なるべく早く終わって、事実、大抵の場合、管理者の所属する班は早く終えて、次の作業を実施するため実習室を出ることが多かった。次の仕事は、一人ではできない。つるんでいる友人の班の実習が終わらないとできないので、遅い班を手伝ったりしていたこともよくあったのだ。
次の作業とは、大学の塀を乗り越えて、大学の裏にある雀荘に行くことなのだ。
しかし、今の学生(ほかの大学を知らないからこの大学だけかもしれない)は、早く実習を終了しても帰らない。友人を待っているところもあるが、なぜか、いの一番で、実習室から出て行くことはしないのだ。実習を終えた班の学生には、他の班にちょっかいを出すのがいるので、これは厳しく取り締まっている。さらにスマホでゲームを始める奴も出てくるが、実習室では禁止、廊下でやれというわけだ。しかし、帰らないのだ。実習が終了する時間は、ある時一斉にどの班も終了するのだ。なぜだかよくわからない。遅くいつまでもやっている班は1つくらい必ず出てくるが、他の10班はほとんど一斉に終了するのだ。なぜだかわからない。様子を見ていて、自分は突出しない、他と同じだという行動が目立つ。
実習の開始時に、どうせあらかじめ実習書を配布しても読んでこないので、15分くらいで実習書を読む時間を与える。そのあと、口頭で説明を加えるのだ。この実習書を読むとき、まじめに読む学生もいるが、中には、ながめているだけで、読んでいる振りをして、周りの様子から、どのページを読んでいるのかな?と判断している学生がいる。ときどき、頭を上げてキョロキョロするわけだ。長い文書を読めないということもある。情けないのだ。人と同じフリをすることに長けていて、決して突出したりしないのだ。
実習レポートの返却時に、実習の解説文書を配布することが多い。なんせ金太郎飴のレポートだからだ。説明が均一になるからだ。解説書は、かなり懇切丁寧に書いてあるので長文になる。多分、学生は読まない。それでも配布するのだ。この文書から期末試験が出ると脅して配布するのだ。
pHを調整できない、モル濃度の計算ができない、実験ノートがない と小保方をバカにしている2chの面々だが、ウチの卒業生を2chの餌食にしたくないのだ。