マッチョな女子大生

昨日と本日の実習では実習でしばしば使う測定機器(PowerLab)の取り扱いを主に、学生の握力測定を行わせた。
全員が測定者に、全員が被験者になるような実習である。測定する側が本来の実習であるが、被験者が必要なので役割を交代して実施する。そして、全員の握力等の測定値を集め、平均値等を計算し、男女の握力のちがい。クラス別の握力の違い、文科省の大学1年生の平均握力との違いをStudentのt 検定を行い差の有無をレポートさせるのである。
空間の制限と実習機器数の制限、スタッフ数の制限から2学科の実習はそれぞれ2クラス実施することになる。二部授業だな。
毎回、1つの学科の最初のクラスへの実習の説明は管理者が行い、次のクラスは中年Hが行う。中年Hは非常勤講師なので、実習内容と説明の方法がわからない場合があるからである。最初は中年Hがわからないからこのスタイルで行って来たが、もう4年目になり、実習内用に大きな変更はない、だから両クラスとも中年Hが説明をおこなってもいいのだ。しかし….
中年Hが説明を担当したクラスで握力が68kgというマッチョな女子学生が現れた。実習が終わって、管理者のところに学生が来た。測定結果がおかしい、68kgなんてありえないというわけだ。で問い正すと中年Hが表の名前は測定者の名前である。測定者名前の欄にその測定した値を入力せよと言ったというのだ。複数の学生に確認したら中年Hの指示がホントにその学生の言う通りであった。なんてこった。被験者の測定値を記入しなかったら男女の比較ができないではないか。ある女子学生は被験者が男子学生であったので、その男子学生のデータを自分の名前の欄に記入してしまったのだ。だから握力68kgというマッチョな女子学生が出てしまったのだ。
あーあ。最初のクラスは管理者が説明したのだが、そのとき、これから卒業してxx療法士として活動するときは、あなたが患者さんのデータを測定するわけなので、患者さんのデータを記述しないといけない。だからこれからの実習では、自分が患者さんの側=被験者になることもあるが、あくまでも自分が測定した値は被験者の値なので、今日の測定結果の表への入力は被験者名のところに被験者のデータを入力しなさいと伝えた。それを中年Hが聞いているはず。
そんなことを聞いてなくたって、実習の目的の一つが男女の比較なんだから、表の名前は被験者名なるに決まっているだろうが。昨年だって、一昨年だって同じだったぞ。
おかげで、全員にメーリスで連絡して、翌日修正させることになってしまった。もう、余計な仕事を作りやがって。

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