昨日、ネットが重かったようである。ようであるというのは管理者のネットは同じ医学配下でも、ちとちがうところにあるので影響はなかった。その原因は、またもや1ユーザの配線ミスである。室内にあったハブの下流でループを作っていたのである。そのため多量のパケットが、今度は学情が設置したスイッチまで流れ、スイッチからさらに上流まで影響が及び、スピードが遅くなったようである。
「接続していないケーブルがあったから接続しちゃった」 これが原因である。
LANケーブルは両端が同じ形状のコネクタである。AC電源延長ケーブルの両端が同じ形状のプラグだったら大変なことが起こるのはわかるよね。片側が壁のコンセントに接続されていて、長いコードの端っこのコネクタが何も接続していない状態のとき、誰かが何も繋がっていないんだからといって、壁の別のコンセントにさしこんだらどうなる?50%の確率でショートしてコードがとけちゃう、コンセントの接続がちゃんとしていないと火花が飛ぶ、でブレーカーが落ちるということになりますな。
AC電源ケーブルの場合はエネルギーの供給源から消費側と流れが一方向だから両端のコネクタの形状を変えることで間違いは起こらない。 LANケーブルの方は同一機器が情報を送りなおかつ受けるのだから形状が同じということではないけれども、同じコネクタなのでこういう事故が起こる。
前回のループ事件では、医学が設置したハブがカスケードに接続されていたため、ハブの能力に限界があって影響範囲が限定されていた。学情のスイッチ導入に伴い経由する機器が少なくなったら、影響範囲が広くなった。当然か。こういうことになるのは想定していなかったな。経由する機器の数を減らしたら障害の起こる確率は低くなるけど、障害が広範囲に及ぶ。うーん。
で基盤室の評判がまた落ちるわけですな。