疑問:レーダーに映るステルス機

パイロットの方のご無事を祈ります。「航空自衛隊の最新鋭ステルス戦闘機F35Aの機影が、空自三沢基地東の太平洋上空でレーダーから消えた」てなんだ?
ステルスだからレーダーで検知できないのでは?別の、戦闘時には動作させない個体識別装置みたいので地上では認識していたのでは?

U.S. Air Force F-35A Lightning II Joint Strike Fighters from the 58th Fighter Squadron, 33rd Fighter Wing, Eglin AFB, Fla. perform an aerial refueling mission with a KC-135 Stratotanker from the 336th Air Refueling Squadron from March ARB, Calif., May 14, 2013 off the coast of Northwest Florida. The 33rd Fighter Wing is a joint graduate flying and maintenance training wing that trains Air Force, Marine, Navy and international partner operators and maintainers of the F-35 Lightning II. (U.S. Air Force photo by Master Sgt. Donald R. Allen/Released)

https://ja.wikipedia.org/wiki/F-35_(%E6%88%A6%E9%97%98%E6%A9%9F) から。Public domain ということで無断転載はOKの写真です。
緊急脱出装置が動作し、救命ボートがうまく開けば寒い海でも1日位大丈夫らしいけど、心配ですな。
昔、自衛隊のファントムの操縦士と暇つぶしで話したことがあるけど、ブレーキか車輪だったか着陸時に動作すべき物がうまく動作せず、空母に着陸するときのフックをおろして飛行場に着陸したときの恐ろしかった話しを聞いたことがあったのを思い出した。きっと、時速200km以上で着陸するわけで、恐ろしいだろうね。

「疑問:レーダーに映るステルス機」への7件のフィードバック

  1. ステルスというのは全くレーダーに映らないということではなく、探知や追尾が可能なくらい濃く映る距離を短くなるようにする、角度が変わると途切れるようにしてロストしやすくする他ということみたいですね。

  2. plus99%さん
    すばらしい。博識ですね。調べもせずに「疑問」などといって記事を書いてすみません。
    どうやらステルスを実行するためには、レーダ波をあらぬ方向に反射するようにする、反射波が航空機の形を反映しないように反射材を工夫する、レーダー波を吸収する素材を使う等があるようで全く見えないということは無理なようですね。発見し難くするということのようで、どの辺りを飛んでいるという情報があれば発見もしやすいようですね。今回の場合、トランスポンダーを非戦闘状況では使っているから訓練時では味方がどこにいるかわかるとかがあるんでしょうかね。

  3. sighさん
    レーダーリフレクターという部品をくっつけるとレーダーに映るようになるんだそうです。
    ステルスが必要な時以外は装着しているだろうということみたいですね。本当のレーダー反射断面積(RCS)を秘密にする役目もあるんだとか。
    F35は4箇所つけられるようになってるそうで任意に三味線がひけるということですな。
    オタクの方々の意見を読みに行ったんですけど全然ついていけまへん。数値が飛び交っても単位すらわからないでした。リフレクターを付けていなければF-35はゴルフボールと同程度のRCSなんだとか。エンドウ豆だという人もいます。でもその推測が正しいかは知っている人しか知らなくて、知ってる人は当然言わないんだそうです。同じくリフレクターを付けて飛んでたかどうかだって言わないだろうなんだそうで。はあ、なるほど、という。

  4. 【ステルス戦闘機F35Aについて】
    まず、戦闘機に使われているステルス技術により、レーダーに映らないというのは、正確ではありません。
    技術的にはレーダー電磁波の反射波を出来得る限り返さないということですが、100%返さないというのは不可能で、結果としてレーダー反射断面積 RCS が虫サイズの大きさのものとして、検出されます。一応、検出されていますが、現実的に敵機と判断するのが困難だということです。
    この RCS はレーダー電磁波の波長域によっても変わりますから、その変化を捉えることが出来たならば、ステルス戦闘機がいるであろうと判断が可能になります。この技術を用いて、自衛隊技研本部はステルス戦闘機を捕捉するレーダーを開発していることはわかっています(実際運用されているかまでは機密上分かりません。)
    完全に波長域をフォロー出来るステルス技術は無いのは、ステルス戦闘機は目視出来ることでも分かります。目視ということは、光(可視光)つまり電磁波ですからね。完全に波長域をフォローしていたら、目に見えません。自衛隊はそれを逆手にとって、こんなジョークをやっていることは…ミリタリーマニアの中では有名です。
    https://i.imgur.com/cJReWp4.jpg
    (タイヤしか見えないステルス航空機)
    よく勘違いされるんですが、ステルス戦闘機のステルス技術は全ての波長域に於いて、ステルス効果があるわけでは無いんですよね。相手が使っているレーダーに検知されなければ良いだけなのでそれで十分なのですが、これは使用されているステルス技術の詳細が分かれば簡単に発見される危険性もあるということです。
    ただ管制用のレーダーはこの手の技術を使って、ステルス機を確認しているわけで無いでしょうから、機体に取り付けられたリフレクター(機体の上下に確認出来ます)、敵味方識別装置 IFF(ため息先生の記事内の『戦闘時には動作させない個体識別装置みたいので地上では認識』も強ち間違いでは無く、色んな形態で同時に複数で使用しているはずです)などで、基地ではフォローしているはずです。まぁ、plus99% のコメントを換言しただけような内容ですが、タイヤしか見えない戦闘機を紹介したかっただけという話も…(^ω^)

  5. 【疑問と言えば…】
    ニュースを見る限り、状況はかなり悪いようで…
    訓練飛行で、事故直前に機体から「訓練の中止」の通信があったということは、何らかの異常があったのだろうことは推測出来るわけですが、単機では無く、3機編隊の訓練飛行中の出来事なので、何があったのかは報道されていないだけなのかもしれない…
    その状況下で、レーダーから消え、消息が分からなくなるというのは…
    これは様子見ですね。

  6. oTakeさん
    サイコーです。
    勉強熱心な人ほど遊び心があるんですね。
    そういえば。透明人間には外界が見えるのかというのがSF界隈の有名なジョークですが、パイロットが乗るとこれはどうなるんでありましょうか。

  7.  位相反転した電磁波も放射しているようですな。

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