補講

国試が間近になって、再度、生理学のどこかのトピックの補講をやれということになった。そんで、新たな講義を構築するのはしんどいので本年度の1年生に講義した内容を実施することにした。ただし、講義する分野の国試過去問20問をまず解かせ、講義終了時に回答を書き換えて良いという試験を実施した。正解や解説は講義の終了時の回答用紙提出時に開示するということにした。この時点では、すでに過去問なんだから目にしているはずだが…
解答用紙にコメント欄を設けておいた。講義内容は奴らが1年次に受けたものとほとんど同じだ。コメントはほとんどないのだが;

4年生になって、先生の講義を聞くと大変わかりやすく、感動しました。

だそうです。管理人にとって嬉しいといっていいのか、1年生のときに感じて欲しい…

「補講」への11件のフィードバック

  1.  2年、3年の間に他の講義で得た知識によってわかりやすくなったという意味なのか、それとも国試がせまってきて気合が高まってきたらわかりやすくなったという意味なのか、どちらなのだろう。

  2. 2,3年生の講義等で同じ内容が出てきたので、という可能性はあるけど、それより気合でしょうな。
    午後1時からの講義だったのに、寝ている学生は一人もいなかったからね。これが1年生だったら半分近くが倒れているからね、

  3. 医歯薬系は国試があるので、学生は必死でしょうね。それに引き換え、小生の所属していた理工系ではそのような試験はありませんから、4年生の授業はだらけっぱなしです。その変わりに研究室の卒研で搾られていましたけど、最近はどうなんでしょう。搾られているのかな。

  4. 私が4回生(4年生)の時は、殆ど研究室にいましたから、よくわかりませんが1〜3回生の頃の授業風景は実に様々でしたよ。
    必須科目、選択科目、専修条件

  5. 3年次までに卒業に必要な単位数をそろえ、4年次は卒論に集中するというのが、非医療系の学部の管理人の時代でした。卒論は必須単位でしたね。
    医療系では、医学部には卒論がないように、コメディカル分野では卒論が、あっても複数学生がグループで実施する(看護系に多いようです)か選択が多いと思います。
    国試対策と卒論を両方行える学生は限られてきます。医療系大学を出て国家資格を取得できないと、卒業して何ができるの?ということになります。ですから国試対策が優先ですね。
    管理人の大学では、文系の学部が強いので全学的に卒論は必須にすべきだということになりそうになって、医療系学部は必須などできるわけがないと反発しています。かつて、必須だったわけですが、できない学生がでてくるので、卒研のレベルを下げるより、選択にして、可能な学生さんは頑張ってちょうだいということになっています。必須にするのはいいけれど、どうしようもない学生さんの面倒を見るのは教員にとって大きな負担ですからね。卒研は本来ならうっちゃっておいて、自分で考えてやりなさいだと思うのですが、医療系ではそんな訓練を低学年でやってないので、できないのです。
    筆頭著者も早稲田の卒研で、うっちゃっておかれ(自由にやれということですな)先輩のコピペを行って指導教員に怒られたとかいう話がありますよね。”優秀な”筆頭著者ですら、そうなんですから、自分で調べて考えて実行しろという要求はもはや難しいのかも。

  6. ( ;∀;)コメント入力中にミス投稿してしまった…
    専修条件は先修科目です。
    以下つづき…
    それぞれの科目、先生によっても様々。

  7. 『3年次までに卒業に必要な単位数をそろえ、4年次は卒論に集中するというのが、非医療系の学部の管理人の時代でした。卒論は必須単位でしたね。』
    私もこれでした。それ故に4年次は卒業研究が主でしたので、4年生の授業という記憶イメージがないです。

  8. いつの間にか卒検は学生実験の延長のように学生が捉え始めました。いくら卒研とはいえ、新しい科学的知見を得ようとしておこないますから、どのような結果が得られるかはデータを見なければ分からないのですが、配属された卒研生が「どのような結果になりますか」と聴いて来るようになりました。そこで予想される結果を話すと、それに合わせてデータを作って来る学生が他で現れました。困ったものです。stap事件が露呈した時これが源流だなとおもいましたね。

  9. 当方の大学・学科では、卒研の研究計画書を提出させますが、その中に「予想される結果」という項目があって、学生自身に結果を予想させています。
    学科内教員の間で、卒研ではネガティーブな結果になっても構わない、これを評価対象にしないという共通認識があり、学生にも公言しています。そのためか、データを作る学生はいないようですね。
    もっとも、配属された学生自身のアイデアでは、nも少なく有意な差が出そうにない場合は、こうやったらいいのではと指導していますけどね。それでも学生さんは自分の考えに固執して変更せず、結果はネガテイーブということはままあります。それも卒研だと思っています。

  10. 修士以上は「審査会」ですが、学卒は卒研「発表会」ですね。ですので卒研では別段ポジティブなデータばかりでなくてもいいとは思っているのですが、学生はどうしても「正解」がほしいようです。正解と言うのは、彼らからするとポジティブな結果です。
    ネガティブなデータが得られると、往々にして今の学生は「そんなテーマを出した先生が悪い」となるようです。5択の試験を受けてきた学生はこんなものなんでしょうかね。

  11. そうなんですよね。そんなの知らん、自分で考えろでも書きましたが、学生は正解がないと満足しないんですよね。
    これを打ち破るいいチャンスが卒研なんですけどね。うまくいかないもんですな。

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