もう銀杏の季節だ。毎年、もらうことが多い。今年の一番は、洗った直後のをいただいたのだ。
銀杏の薄皮(珠皮内層というらしい)を取り除く方法だが、硬い殻(珠皮中層というらしい)を割って取り出して、泡立て器のような道具でかき混ぜながら炊くというのが普通だ。
今日、もらったのはまだ乾燥していない銀杏。だから、洗ってはあるものの、あの匂いがする。これを乾煎りすれば薄皮がむけるというのでやってみた。
ぬれたままフライパンで煎るのだ。蓋をしてまんべんなく火が通るよううにフライパンを揺する。
硬い皮が割れ、中身の一部が見えている。これは少し煎りすぎかも。中の種が緑になるのはいいが、一部焼けてしまった。だから数個が割れる位でいいのかも。
上段が煎った状態。中段が大口のペンチあるいはプライヤで硬い殻を割ったあと。殻は一発で半分に割れないから、さらにニッパーのような先のあるもので残った殻を割って中身を出すと、簡単に薄皮がはがれる(下段)。
チャックのついた小袋に5〜10粒、適宜入れて、冷凍庫で保存。これで、今年の冬の鍋は賄えるかな?
市販しているのは、乾燥した硬い殻のものだが、これはこのまま室温や冷凍庫に保存すると、水分が抜けて、中身が小さくなっちゃうから、処理してからでないと冷凍できない。
この乾燥した殻のやつを水に漬けてから、今回の様に乾煎りしたらどうなるだろ。炊いて薄皮をむく方法では、よそのブログにあるように簡単には完全に取れないからね。乾煎りのほうが薄皮を向きやすいかもしれない。
重曹で煮たらどうなるんだろう?
ミカンの薄皮はペクチンが分解して溶けてしまい、栗の渋皮はアクが抜けて渋皮煮になるが…。
ふむ。次回は乾燥した硬い殻の銀杏の硬いからを割って、薄皮がついたまま重曹で煮てみよう。