「雑感」カテゴリーアーカイブ

看護1年生対象生物学

ようやく、昨日の試験で、看護1年生対象の生物学が終わった。なんせ大学に赴任して以来生物学なんて勉強していなかったから、結構負担になる。細胞生物学なんて研究対象の分野でないし、最近の生物学は、みんな細胞生物学だ。で、2学期以降の細胞生物学担当教員からは、ここまで教えておいてくれと圧力がかかる。生理の授業だったら楽勝だけどね。生態学とかを勉強して教材にしたいと思っているけどなかなかままならない。夏休み以降、来年のためにと思いつつ、何もできない。学生と同じだな。勉強は嫌いじゃー。
学生さんに、毎回の講義の後の小試験を課し、その解答をアップしている。学期末試験の解答もアップした。アクセス記録を見ると、10回の講義で、延べ100名くらいしかアクセスしてない。期末試験が終わった当日は10名だ。107名の受講者がいるので、折角、学生さんのために資料とかをアップしたり、質問コーナーを設けたりしても学生の1割くらいしが利用していないのだ。
質問コーナーにあった質問は唯一。「リンクができていないよ」 である。あーあ。質問しろよな。
採点結果も公表してみるけど、TWINSに成績が掲載されて、単位取得できたのがわかったら、関心はないんだろうな。
来年はもっと宣伝しないと。議論に参加したら、評価に考慮するとかね。

Firefox

今日のセミナーを聞いて思い出した。Firefox という映画だ。ブラウザソフトの名前ではない。NYに住んでいた頃、見た映画だ。

ベトナム戦争のPTSDに悩み田舎に住んでいるClint Eastwood 扮する元空軍パイロットにCIA(だったと思う)からの使者がきて、ロシアの戦闘機を盗むプロジェクトが提示される。何故、盗む必要があるかというと、米国にはないハイテク戦闘機だからだ。どこがハイテクかというと、考えていることがそのまま表現できる戦闘機なのだ。
戦闘機は dogfight(catfight は女同士の殴り合いで、犬の場合は戦闘機同士の戦いなのだ)の際、持っている武器(機関銃かサイドワインダーのような赤外線追尾ミサイルかレーダー誘導ミサイルか)を選択し、ターゲットをその武器に合ったHUD(Head Up Display)に補足 し、発射コマンド・スイッチを押さないといけない。この訓練には多大の労力が必要だ。しかしこのハイテク戦闘機は、これらの操作をパイロットがターゲットを認識したら、勝手にパイロットが考えている武器の選択とそれに合ったターゲット捕捉方法を選択し発射できるのだ。つまりパイロットの思考を理解し、その要求通り自動的に実施することができる戦闘機なのだ。つまり全身麻痺の患者でも操縦できるという戦闘機なのだ。しかし、ロシアが開発した戦闘機なので、思考はロシア語でなければならない。というわけでネイティブなロシア語ができるClint Eastwood扮する元パイロットが選ばれ、ロシアに潜入し、ハイテク戦闘機を盗み、追跡してきたもう一機の同じ型のハイテク戦闘機と一戦を交えつつ無事米国に帰国するというストーリーなのだ。スピード感があってそれなりに楽しめる映画だったのだ。ロシア中枢部の型にはまった対応とか、アメリカ人の偏見に満ちた映画ではあるが。
おわかりのように、何故この映画を思い出したかというと、今日のセミナーは、脳の視覚情報処理過程を検出し、何を見ているのかが推定できるという内容だったからなのだ。まだ第一次視覚野(V1) の話で、第一次視覚野のニューロンが何をやっているかは他の領域に比べよくわかっているので、今回の話は、どんな絵というか輪郭とかを見ているかをfMRIの結果から推定し、その見ている図を当てることができるというもので、セミナー発表者の言う「何を考えているかがわかる」というのには程遠い。そこまでできたら凄いけど。
数年前、Yahooでエイプリル・フールのニュースで頭に付けた電極(実はヘッドフォン)で何を考えているかだったか何を思い出しているがわかるという論文が紹介されていたことも思い出してしまったのだ。海馬の発生する脳波で判定できるという論文なのだ。海馬が記憶に関与することが一般常識になった頃の話だ。一瞬、某三幸先生が真剣にその記事を読んでいたことも思い出してしまったのだ。
それはさておき、500ヶの測定点から元画像がどの絵であったのかを当ててみようというのが紹介された論文だ。写真解像度をモノクロ25×25ピクセルに落し、元のサイズにもどしてみよう。

  上の段、左から協会の原図(117×117 pixel)、これのエッジを強調し(中央)、モノクロに変換し(右端)、25×25 pixel に落した(下段)。(Macだと1列にならんでいるかもね)
fMRI のボクセル500ヶの様々な絵に対する反応するかをあらかじめ調べ、新たな原図を見せたとき、各ボクセルの反応を数値化して下段の絵を比較し175枚ある原図のどれだったかを当てるというものだ。
被験者によっては最高90%の確率で当てることができたという報告だ。
論文にはなかったかもしれないがV1にはレチノトピーがある。論文ではボクセルの位置情報は考慮されていなかったようだ。もしこの点も考慮したら原図を最後のドットの絵のような活動の増加したボクセルのパターンが得られ、ここで再現した最後のドットの絵と対応できて、限られた枚数の原図のどれに近いかが判定できるかも。このドットの絵には位置情報もふくまれているからだ。しかし、この図を見て、だれも教会だとは思わない。もっと目がこまかくないとね。

あなたはこの趣味に賛成?反対

結婚式です。黒い礼服なので当然白いシャツ。白っぽいネクタイ、ここまではいいのですが、カフスやボタンダウンの襟のボタンを含めてすべてのボタンが黒い!!...さらに写真にはないのですが、ベルトが白い幅広で止め穴が縦に2つ、つまりベルトの穴にさすピンが2本並んでいるやつでした。

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追記:この写真以外に、黒いボタンをちゃんと撮影した写真や、白い幅広2列穴のベルトを付けた写真があるはずなのにとカメラの所有者本人(この被写体本人)に聞いたら、ファイルがいっぱいなので「捨てた」だって。あほか。デジカメは銀カメラとちがって、1枚あたりのコストが圧倒的に安いから大量にシャッターが切れるのが長所で、それを放棄するんだったら一眼レフデジカメなんか買うな!!カメラのシャッターを切るときは、何らかの意図があるわけで、その意図通りの場合もあるし、意図とは違ったことになる場合もある。後から検討するために、撮った写真は取りあえず保存しておくのが当然だ。と、ある意図を持って撮影した写真を捨てた事に、このブログの著者が怒っているのです。

部活

昨日、部活の実態を垣間見た。
どうも、部員のH君はカメラに振り回されているだけで、シャッターチャンスとかには無関心であった。ぶっちょーの第一の子分は、食べることもおしみ、ぱちゃぱちゃシャッターだけ押していたが、その部下であるH君はひたすら一眼レフカメラのつまみに興味があるらしく、座ってつまみをぐるぐる回しているだけであった。そこで、小生がカメラを分捕り、すべてバカチョンモードでシャッターを切ってあげた。所詮デジカメ、パカパカ撮ることに命があるのだ。
その結果は、後ほど。
しかし、カメラの多いこと多いこと。多分出席者の全員約70名が、携帯のカメラを含めると、カメラを所有しており、一眼レフは10名、コンパクトカメラは30名、 ということでフラッシュの嵐。あの某三幸先生ですら、携帯で撮影していたからね。
多分、主人公はこれほどフラッシュを浴びたことはこれまでなかったにちがいないし、これからもないだろう。人生でこの次に注目を浴びるのは、ノーベル賞かアカデミー賞をもらったらで、まずありえそうもないので、確実なのは死んじゃったときだろうな。

近頃の若い者は...

近頃の若い者は..と言われなくなって久しい。もうこの言葉を使える年になってしまったのだ。というわけで宴会の度に、若者の箸の持ち方がでたらめなのが気になるのだ。かなりの頻度で箸を正しく持てないのがいる。手をのばすと手の甲が上になることが多いのですぐわかる。家庭の躾の問題だ。親の顔が見たいといって親が来てもらっても困るけど。
箸の持ち方が悪いことは不利であることを実証すべく、先の宴会では、枝豆10粒の早食い競争を行ってみた。残念なことに証明に失敗してしまったのだ。それは最初の一粒が、つるり と滑って飛んでいってしまったからなのだ。ここで時間を費やしてしまったため、箸を持てない学生とほとんど同時になってしまった。無念である。再度、もっと差が出る方法で、1000粒の枝豆早食い競争とかで、証明する必要がある。

会議

4月に入って、会議のラッシュ。
14日(月)講義、実習、会議3ヶ 、15日(火)会議4ヶ、16日(水)会議4ヶ、17日(木)講義、会議1ヶ、18日(金)会議無しと期待しているが。

お花見

新入生歓迎会も兼ねるのは、まだ入学していないから筋が通らないとか、学生は実験優先だとか、ま、始める前には色々ありましたが、無事、何の事故もなく花見はとどこおりなく実行されたのでありました。
準備から参加したものは、会費を安くすると宣言したら、available な学生は全部準備から参加。安くすると言わないでおいたら、誰も準備から参加するとは言ってこなかった。あんまりだ。
メニュー
おでん:生理一番の不細工と、おでんなら任せてくれというバイトでワインの栓抜き係りだけをやっていた学生担当。俺は固ゆで卵は嫌いで、半熟卵がいいとかの文句たらたら。おでんで半熟卵なんかあるかよ。蒟蒻に切れ目をいれておけと命じたら、2cm間隔の荒い切れ目で、しかも片側だけで、もう切れ落ちちゃいそうな、切れ目だったり、だしやこぶ、牛筋と大根を入れて、茹で上がったらいったん冷やすのだ、と命じたら、沸騰したらすぐ火をおとしちゃって大根が茹で上がっていなかったり、練り物は後のほうで入れるのだ、と言っても最初から入れちゃったり、大変でした。挙句の果てに、あまったにんじんスティックを竹輪につめちゃったりして、人参を茹でると だし が人参味になっちゃうんだよ。炊く前になんとか取り除きましたよ。コンビニのおでんに人参なんてあるか?闇鍋じゃあるまいし。なんせ包丁も持ったことがない学生さんですからな。むべなるかなです。その挙句、管理者のレシピはアバウトすぎて、わからんとのクレームが。いちいち小匙1杯なんて書いていられるかよ。15人前のおでんなんかめったに作らないんだから。 作りながら、量は決めるんだからな。だいたい常識的な量というものがあるじゃん。て、常識がないから、期待したほうが、間違いだったのだ。しかしながら結果オーライで、おいちかったです。
筍と牛肉の炊き合わせ:筍を茹でたことがない学生担当。 残っていた醤油の量を確認して買出しにいったわけですが、ここで大量に使われちゃって、おでんに使う醤油が足りなくなってしましました。これでは、余りにもしょっぱすぎるので、あわてて、炊ける前に、煮汁を捨て、水を加えてだしも加えてなんとかなりました。好評でしたよ。しかし穂先の皮もまざっていて同心円状になった皮(柔らかいから食べられますが)の塊も混ざっていましたよ。暗いとこで食べていただいたのでわからなかったようです。好評でした。
たけのこは米ぬかとトウガラシで水から炊き、筍の根元に竹串が通るようになったらできあがり。皮の固い部分んを取り除き、皮の柔らかい部分の根元の固い部分は輪切りにしたあ千切りにします。米ぬかだけのが売っていなかったので、米ぬかの素という塩が入ったもので炊きました。塩があるのでふあんだったのですが、なんとかなりましたよ。
茹でたけのこを乱切りにし、日本酒、醤油、だし(だしの素と水でいい)をひたひたになるまで炊き、煮汁が半分になったら(煮詰めるので醤油がたっぷりだと悲劇になるのだ)火を止めます。牛肉(脂がいやだったらもも肉、若者がいるときはサーローイン)の塊を、2cm角くらいのサイコロに切って、食べる直前に筍を再度温めて、その中にいれ、肉の表面が白くなったらおしまい。肉の中まで火を通してはいけません。ミツバとかゆずの皮をトッピングします。こいつも暗かったので、おいしそうな様子は誰もみていません。明るいところで食すべきですな。
筍ご飯:作ったことのない学生担当:こちらは、素直にシェフに言われた通り作って、あまりにも美味しかったので、自分の作った筍ご飯だけを食べていました。上記の 筍の皮の柔らかい部分と根元の部分を使って作りました。米を計るカップが150mlだったので、3合(180mlx3)にすべく、目分量でやって、水加減がわからず悩んでいました。理系の学生にあるまじき行為ですな。150x3+30x3 だから150mlカップで3回計り 90ml を加えるべきですな。ま、ご飯は電気釜で炊いたことがあるようで、なんとかなりましたがね。目分量でやるには、まだち早すぎるようで。
洗った米に、茹で筍の千切り、湯通しした油揚げの千切り、だしの素、日本酒大匙2、醤油小匙2を加え、電気釜で通常の水位になるまで水を加えて炊きます。 鶏肉を入れてもいい。
鳥と人参ロール中華風:シェフ担当。特に感想はありませんでしたが、すべてさばけちゃいました。ということは、まあまあだったんでしょうな。
鶏もも肉の皮を除き、観音開きのようになるべく肉が平らになるようにして格子切りした人参を鶏肉の長さよりちと短く(鶏肉に火を通すと縮むので)切って、鶏肉で巻き、タコ糸で縛って、フライパンで表面に焼き色をつけ、蒸し器で20分蒸します。醤油、紹興酒砂糖ちょっぴり、ラー油、ごま油、酢、(あったら中華スープの素か鶏がらの素)を加え、水溶き片栗粉を加えてとろみをつけます。蒸しあがった鶏肉のタコ糸を取り除き、輪切りにして皿に並べ、たれをかけ、みじん切りねぎをちらします。暗かったので誰もデコレーションには気がつきませんでした。
サラダ:生理一の不細工担当:「生ハムを千切りにして野菜(水菜とニンジンの千切り)と混ぜなさい」と命令どおりに作ったのはいいですが、そのあと、生ハムが食べたいのに野菜と一緒になっちゃうというクレームがきました。野菜もしっかり食べましょう>野菜嫌いのわがままx田君。
カップ入り散らし寿司:今回の準備で一番はりきった君担当:絹さやを茹で過ぎて、ふにゃふにゃでしたが、夜目遠目、だれも気がつかず、おいしかったです。見本の写真があったのでうまくいったようです。ちとカップが大きすぎましたけどね。でも担当者は卵が嫌いだそうで、自分用には炒り卵なしを作ったようです。どうも、学生さんの好き嫌いが激しいようですな。
透明なプラスチックのカップにすし飯、トリひき肉のそぼろ煮(トリひき肉を醤油、日本酒、ちょっぴりの砂糖で水気がなくなるまで炊きます)、すし飯、湯がいたきぬさや、いり卵、と重ねて入れ、湯で小エビをトッピングします。
というわけで、皆様満足の、花見でしたよ。
もっぱら、オタク2人は、それぞれが持ち寄った100万円カメラでなんか撮影していましたよ。そのうちの一人の作品はこちらにあります(本人からの了解の得ていない顔写真があるので閲覧者限定です)。
H君の失敗・どじ等の事件の話題で持ちきり。H君は偉大な存在だったのを再認識した新年度第1回のパーティでした。

花粉症とカレー

花粉症にお悩みの、尾崎せんせ、設楽せんせ、水挽せんせ、小金澤せんせ。 これだけか?生理グループの花粉症患者は。9名のスタッフで4名か。山本せんせは偽だとおもっているのだ。いつもなんか不調を訴えていて、そのときに流行っている病名を使うからな。
花粉症のカレー対策て知っている?
「きっこの日記・ブログ」ではカレー漬け療法が効果があるらしい。
朝昼晩と、昼は抜くことがあってもいいらしいが、カレーを10日間食べ続けることらしい。
2005 年3月10日
2008 年3月15日の日記だ。
花粉症対策は、決定的な方法がないのにも係わらず、致命的なびょーきではないために、民間療法がいっぱいあるし、怪しげな薬がネットでいっぱい販売されている。
カレー療法の欠点は朝昼晩とカレーを10日間たべないといけないことだ。べにふうき とかいうお茶が効果があるらしいけど、これは売り切れだ。
上記の花粉症諸君、試してみて。やって直ったらラッキー。直らなくてもともとじゃん。