理不尽な算数の問題

船上に26匹の羊と10匹のヤギがいる。このとき、船長は何歳でしょう?(2017/11/9 14:00日本経済新聞 電子版)
大多数の子どもが「36」と答えるらしい。
大学生だってそうだ。もっとも足し算・引き算ではなく掛け算・割り算あるいは比の計算式を持ち出してくるけどね。大多数ではないけど、かなりの割合でいるさ。RR間隔と心拍数ちゃんと読めという記事でも書いたたけど、掛け算・割り算の組み合わせを適当に作って計算するので、心拍数は5.3 bpm(回/分)なんていう答を平気で書くんだよね。
算数のドリルなんてのを数多くやらせると、答えを出すための組み合わせ・パターンのほうを学習しちゃうんだよね。
テキストを読んで重要な点にマーク/アンダーラインを引くなんていう操作もおなじで、文の構成からマークする点がどこだかパターンで認識するわけで、内容を理解してマークするわけではないのね。
パターンで物事を決めつけてしまういうのはどうやら日本だけではないらしい。

「理不尽な算数の問題」への2件のフィードバック

  1. 問題で船長の年齢は一言も言っていないのですよね。物凄く基本的な問題です。
    単位とディメンションに気を配っているかいないかということでしょうけど…
    少し話はそれますが、『ツルとカメが合わせて8匹、足の数が合わせて26本であるとき、ツルとカメは何匹(何羽)いるか。ただしツルの足は2本、カメの足は4本である。』といった、所謂、鶴亀算ですが…ツルとカメの足の区別はつくだろうに、何故、足の数が合わせて26本と数えるのか、そのナンセンスさが昔から気になってます(^.^)

  2. 鶴亀算を習ったのは小学校でした。
    「全部がカメと考えると足の数がーーー」のように教えられた。なぜ其のように考えるのかが、なんとも不思議だった。答えが出るのでそのまま憶えたものです。中学校でXYの方程式をならって、分かりやすくなったのを憶えています。
    ディメンションは高校でならって、目からウロコでした。

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