実習のレポートにはしばしばコピーペーストが見つかる。100通以上の紙媒体のレポートでどれがコピペかを判定するのは大変である。管理者の記憶容量は小さいから、あら、これと同じ文書がどっかにあった…では作業できない。そこで、コピペ判定ソフトとか、2つの文書の共通部分を抽出するソフトとかを使うわけだが、そのためには電子化したファイルが必要である。
実習は数人で構成される班を単位として実施するので、レポートの結果部分は数人が全く同一になる。したがってコピペを結果の部分では判定できない。考察部分は、各人で異るはずということで考察部分のみワードで作らせメール添付で送付させることにしている。紙媒体でワードを使ったフルバージョンのレポートを提出させるので学生には負荷とならない。
レポート専用メールアドレスを作成(大学では作ってくれないので自分が管理しているサーバに作った)し、これに送付させるのだが、2年前、学生の誰かのパソコンがウイルス感染してしまい、アドレス帳が盗まれ、このメールアドレスが標的になってしまった。1ヶ月に1通位のインチキメールが来るわけだが、今月のインチキメールはオリックスを騙ったもので;
メール本文にある「詳しくはこちら」のリンク先はhttp://nl.carolynarnold.net/1I9938ASIL2………3K41.zipでこのhttp://nl.carolynarnold.net/をaguseというインチキサイト調査サイトでしらべたら、オランダに登録されているのだが、場所はなんと;
アフリカの大西洋沖だ。勿論、拡大しても島なんかない。
このほか、最近、よくあるのはnoreply@email.apple.comというそれらしいメアドから来るApple ID搾取メールですな。このメール送信サーバは;
に登録されているようだけど、メール本文にあるリンク先http://redirect-to.store/は
ロシアにありました。
こういうFakeサイトを運営する奴らは、メールサーバから、550 unknown user が返ってきたとき、リストから削除するような面倒なことはやらないだろうな。だからメアドを変更して受付なくしても、サーバ負荷の軽減にはあまり効果がないと思うのだがどうなんだろ。