「論文捏造」カテゴリーアーカイブ

出師の表…

「カトリック関東大学校産学協力団」が

The present invention relates to a device and a method for inducing pluripotent cells using energy and, more specifically, has an effect of inducing new type pluripotent cells having pluripotent characteristics by applying energy such as ultrasonic waves, lasers or heat treatment to differentiated cells.(本発明は、分化した細胞に超音波、レーザーまたは熱処理などのエネルギーを印加することによって、多能性特性を有する新しいタイプの多能性細胞を誘導する方法と装置に関するものです。)

という国際特許を韓国の大学が申請したらしいことを誰かが見つけ出し、木星こと上田に御注進したところ、木星は「2016年08月30日 韓国の研究機関でエネルギーを利用して細胞の多能性確認・特許申請へ 「STAP現象」報告続々」という記事を書きました。記事はコピペだけで、タイトルを除けば意図していることが書いてないのですが、そのコメントに;

5. 木星 2016年08月30日 16:01
おぼちゃんがHP立ち上げてから二ヶ月、研究界に大転換期が起きているね。
おぼちゃんとSTAPを罵り、嘲笑するのは日本人だけ。
これはかなり恥ずかしい事。
韓国も応用している。これでいいの?
これで世論が変わらなければ、僕は平成版・出師の表を書いて世論に訴える。

と書いたのです。すごいね「出師の表」だって。確実に世論は変わらないから書いてもらいましょうね。どんな内容になるんでしょ?諸葛孔明が上田なんでしょうね。皇帝劉禅がおぼちゃんなんだろうね?
論理的に立派な agitation になる感動的文書にしてね。
こういうニュースが出てくるたびに、大喜びになるんでしょうね。証明されたわけでもないのに、なんでもSTAP現象にしちゃうんだろうな。

翻訳

折角、忙しい研究の合間をみて、「結論ありき」…  というブログを作って「原著論文が読めないのに…」という記事を書いてくれているのだから、そしてこのブログの存在を知っているのだから、擁護派のブログに凝り固まることなしに大きく目を開いて活動・勉強していただきたいものですね。
白鳥さんは、理研の再現実験の相澤報告論文を呼んで、この論文のレフリーのコメントをGoogle翻訳にまかせて、自分勝手に解釈しているわけです。
原文 http://f1000research.com/articles/5-1056/v1
Referee Report 13 6 2016
Austin Smith, Wellcome Trust-Medical Research Council Cambridge Stem Cell Institute, and Department of Biochemistry, University of Cambridge, Cambridge, UK

In this paper Dr Aizawa reports the outcome of attempts to reproduce the claim that exposure to low pH can convert splenocytes into pluripotent cells, so-called STAP cells, that are capable of colonising the mouse embryo. Although the two STAP papers have now been retracted acknowledging multiple errors and misconduct, the retraction notice does not state that the results are irreproducible but only says “we are unable to say without doubt whether the STAP-SC phenomenon is real”. This study is therefore a valuable service to the community. It is unfortunate that Ms Obokata cannot be contacted. It would be desirable if she confirmed her agreement with the findings. However, I do not think there is any requirement for her to be a co-author because she carried out the work under the explicit direction and supervision of Dr Aizawa.

Google 翻訳

本論文で博士相澤は、低pHへの曝露がマウス胚にコロニー形成することができる多能性細胞、いわゆるSTAPの細胞に脾臓細胞を変換できるという主張を再現しようとする試みの結果を報告します。 2 STAP論文は現在、複数のエラーや不正行為を認め引き込まれてきたが、後退通知は、結果が再現不可能であるが、唯一の言う「我々はSTAP-SC現象が本物であるかどうかを疑いもせずに言うことはできない」と述べているしません。この研究は、したがって、社会に価値あるサービスです。 Msの小保方は連絡できないことが残念です。彼女は所見と彼女の契約を確認した場合、それは望ましいことです。しかし、私は彼女が博士相沢の明示的な指示および監督の下で作業を行っているため、彼女は共同執筆者であるためにはどのような要件があるとは思いません。

白鳥翻訳 http://lunedi.sblo.jp/article/176596365.html

本論文で博士相澤は、低pH浴がマウス胚にコロニー形成することができる多能性細胞、いわゆるSTAPの細胞に脾臓細胞を変換できるという主張を再現しようとする試みの結果を報告します。STAP論文は現在、複数のエラーや不正行為を認め撤回さたが、撤回通知自体は、結果が再現不可能であることも、「我々はSTAP-SC現象が本物であるかどうかを疑いもせずに言うことはできない」と言うことを明記していません。この研究は、したがって、社会への価値ある貢献です。 小保方氏に連絡ができないことが残念です。彼女はこの所見への同意を確認することが望まれます。しかし彼女は博士相沢の明示的な指揮監督を受け、作業を行ったからといって、彼女が共著者である必要があるとは私は思いません。

と翻訳して「撤回は否定ではなく、… (90. 制限(白鳥さんのこと) 2016年08月24日 12:57)」と好意的だと解釈するわけです。間違いですね。好意的でもなんでもないですね。
管理者訳

本論文は相澤博士が、低pH暴露が脾細胞を多能性細胞に転換する、つまりいわゆるマウス胚のコロニーを形成するというSTAP細胞を作るかどうかの再現を試みた報告である。2つのSTAP細胞論文は複数の間違いと不正が認められて撤回されたが、撤回通知は、結果に再現性がないことを示していないし、疑いなくSTAP-SC現象が事実かどうかを明言しているわけでもない。したがってこのSTAP現象に再現性がなかったという本研究結果は関係研究分野に価値のある情報をもたらしている。残念ながら小保方氏に連絡がとれないとのことで、彼女の確認がほしいところである。しかしながら、相澤博士の明確な指揮の元に彼女は実験を行ったものであるから彼女が共著者として参加することが必要なわけではない。

決して管理人の翻訳がいいわけではないのですが、このレフリーのコメントのキモは、「This study is therefore a valuable service to the community. 再現性がなかったというこの研究結果は関係研究分野に価値のある情報をもたらす」というところにあるのですね。赤字の部分は英文にはないけどこのような意味なのね。
「… but only says … 」の文は、「撤回宣言自体がSTAP現象の再現性の可能性を示したり、STAP現象があるかないかの結論を示すのではない」ということで、これは当たり前で、「悪魔の証明:STAP現象を否定できない=UFOの存在を否定出来ない」を言葉を変えていっているのね。少しも好意的なわけではない。
「一緒に再現実験を実施したんだから小保方が共著者であるべきかもしれないけど、ま、いいでしょ(科学的に反論していないし、ヘンドリック・シェーンだって捏造をみとめてないから同意を得るのはむずかしそうだしね)」と言っているのね。91. 木星2016年08月24日 14:32 「研究者や論文共著者、理研関係者が小保方氏と連絡が取れない、という事はないと思いますよ。」なんて軸索反射のような反応を示すなよな。
このレフリーがご存知かどうかはわからないけど、この再現実験の結果ーSTAP現象は再現できなかったーは小保方本人が「この ような結果に留まってしまったことに大変困惑しております。」と理研を通じて理研の職員として公式に認めているわけですね(そのあとプライベートなWebページでなんちゃらわめいているけど)。このレフリーの小保方が共著でないことについて言及している部分は、この状況を知っている白鳥や上田はよく考えてコメントすべきで、「小保方に連絡を求める」などと書くべきではないですな。
レフリーのコメントて、大抵このようにone sentenceが長いんだよね。我々だって日本語のコメントを書くときは、一文が長くなっちゃうのね。日本語ネイティーブには理解できるだろうけどね。日本語の文章構成で考える日本人には理解できるけど、英語の文章の構成で考える英語圏のヒトには理解しにくいだろうね。同じことが英語ネイティーブの方にも言えるわけで、英語ネイティーブのレフリーの英語のコメントは長くなることが多いんだよね。管理者は、勿論、英語ネイティーブじゃないからこのレフリーのような長いone sentence  の英語はなかなかかけないのさ。主語が入り乱れた文ができちゃうのさ。だから間違い・誤解されるようなことにはならない複数のsentencesになるけど、微妙なニュアンスなんて表現できないわけね。この微妙なニュアンスが書けないから、へたな英文のために、傍証を固める、例数を増やすという実験を重ねることになっちゃうのね。なんか、損だよね。
[ 追記 ] 2016.8.25
この記事を書いたあと「結論ありき」… のブログに 感想 さんが同じ趣旨のコメントをしているのに気がついた。
[ 追記 ]2016.8.26
白鳥さん。あんたは英語読めないのに;
20160826shiratori
はないでしょ。

ワシントン大学

小保方晴子さんへの不正な報道を追及する有志の会」というデタラメをぶちまけている上田のサイトの「2016年08月16日 ワシントン大学がSTAP細胞論文を引用_癌細胞を酸性浴で多能性確認」という記事の”みにくさ”は「「結論ありき」の非専門家ブログが社会を混乱させている:世界三大不正STAP事件の正しい理解を社会に広める会」の「2016年08月16日」の記事にある通りなので、ここであらためて追加することはない。この記事にある論文の4名の著者は学部内の所属部門は異なるものの、すべて米国ミズーリ州セントルイスにあるセントルイス・ワシントン大学医学部所属(Washington University in St. Louis School of Medicine, St. Louis, Missouri, 63110, USA)である。
この上田の記事に何故か植物発生・遺伝学の鳥居敬子氏のツイッター記事が貼り付けられている。ツイートの内容は例の2014年5月に弁護士が公開した小保方実験ノートについてで、絵日記・小学校の夏休みの宿題−朝顔観察日記−みたいだ・それよりひどいと多くの研究者が呆れ返ったやつだ。
20160818KTorii_Twitter
なぜこのツイートがコピペされているのか全く意味不明である。鳥居氏は米国のワシントン大学所属だがセントルイスではなくシアトルにあるほう(University of Washington, Seattle, WA 98195)だ。こっちにも医学部はあるが、鳥居氏は生物学(Department of Biology)だ。米国にはワシントン大学が7つもあり、それぞれに直接の関係はないと思うのだが。
管理人が名前だけは知っているのはセントルイスとシアトルの2つだが、単に研究上の友人がいるとか、直接指導していたわけではないけどよく知っている学生がポスドクになっているからとかいうことだけだ。
何故、貼り付けたんだろ?小保方の絵日記は記事と関係ないだろ。日本語にしたときの「ワシントン大学」しか共通項はない。英語では共通項にならない。ジャーナリストなんだからな。一次資料を調べて物を書けよな。
上田のページのコピーだ。[wpdm_file id=8]
擁護派の皆さん。そろそろこの木星こと上田氏とは縁を切ったほうが小保方擁護の目的に沿うのでは?

[ 追記 ] 2016.8.20 全く意味不明である
このブログを読んだ狸さんが解説してくれている。その通りなのだが、「ワシントン大学ていっぱいあるよ」と示すだけで、直裁的にえげつなく書くことはせず、あえて意味不明と書いたわけだ。すぐ意味はわかると思ったからだ。狸さんの解説がえげつないというわけではないよ。狸さんのような表現はこのブログではしないということだけだ。
さらに[ 追記 ] 2016.8.20
どうやら擁護派の白鳥清水とかいう輩が「ワシントン大学」と単純に訳すと複数の大学の区別がつかなくなっちゃうということを知らずに木星こと上田にSTAP論文が引用されていると御注進したことが発端のようだ。上田がワシントン大学をキーワードにして小保方批判の鳥居氏を、狸さんの解説にあるような意図で、磔にしたらしい。指摘されて上田はちょっぴり変更したが、そもそも鳥居氏のツィートをコピペする意味はないから、削除すればいいのに掲載したままだ。だからなんだかわからん記事になってしまったままだ。また白鳥とは木星のブログでは制限というハンドルでコメントしているらしい。上田が無知なのだから正しく情報を伝えるべきなのだが、白鳥の方も英文論文は自動翻訳に頼るくらいだから情報を正しく伝えることができないのだろう。ま、擁護派の連中にはこんな程度のが多いんだよね。

撤回された論文の引用については議論がある。一研究者・教育者のブログで遠藤氏の論文について議論されていたけど、撤回された論文の内容をpositiveな意味で引用するのは間違いだろう。撤回されたのだから、どのデータが正しいかわからないわけで、また立てた仮説も検証できたわけではないから意味がない・妄想だからだ。今回の問題となった論文が撤回されたNature論文を引用した部分を見ると「Stress based in vitro OCT-4 expression has been reported previously for stem cells14,21」で、21が撤回されたNature論文だ。体細胞を酢に晒すとOct-4が発現するという結果は、撤回されていて本当かどうかわからないから引用するに相応しくない。この論文のテーマが酸性環境で腫瘍の周囲の繊維芽細胞にOct-4が発現したということなので引用したいだろうけど前例としてふさわしい論文ではない。Received:

概念の確立

一研究者・教育者の意見というSTAP事件について言及しているブログの1つがあるのはご存知だろう。
2016年04月02日に「ライターの粥川準二氏は若山教授の論文をその出版前に批判していた」という記事を書いて、そのあと2件の記事を書いたが、STAPとは関係のない記事だったためコメントは増えず、8月初旬までに4月2日の記事にコメントが5千件を超えることになってしまっていた。
2016年08月09日に「帰納と概念」というSTAPに関連する記事を書いた。
どうやらこのブログ主は粥川準二氏のことがお嫌いなようで、4月2日の記事のタイトルはあたかも粥川氏がのぞき見して記事を書いたかのような、批判的なものだが本文の内容とは一致していない。木星の付けるタイトルのようだ。8月9日の記事も「粥川氏が一生懸命その違いを述べれば述べるほど、「概念」を理解できていない」と批判している。ここでいう概念とは笹井氏が立てた撤回された Naure Article のdiscussion 冒頭の“This study has revealed that somatic cells latently possess a surprising plasticity. This dynamic plasticity—the ability to become pluripotent cells—emerges when cells are transiently exposed to strong stimuli that they would not normally experience in their living environments.”のことである。
笹井氏は、当時、小保方の実験結果ーさまざまな強い刺激を与えると体細胞が初期化するーを信じてこのdiscussionを書いたわけだ。実験結果が正しければ、だれでもこのような考えを披露するだろう。しかし、今や、実験結果に信頼性は全く無く、論文は撤回された状況で、撤回論文の概念を理解していないと批判するのはどういうことだ?そんなありもしない概念を理解していないという批判はお門違いだ。
概念を確立させるためには、事実を示す必要があるわけで、「STAP現象でないと説明できないことがある」というこの「こと」を示さないと概念にならない。撤回された論文に概念なんかないのだ。ブログ主自身が妄想と書いているように、STAPはまだ妄想なんだよな。
2つのSTAP現象と関係があるかもという米国のVojnits等、およびドイツのKim等の結果をよく精査し再現性を調べないといけない、なんて形式的なコメントをしても意味がないだろうが。勿論、科学なんだから完全な否定はできないわけで、可能性を言い出したらきりがない。一流の研究者なんだろうから、STAP現象を明確に、現在までの証拠ではと仮定をつけてもいいけど、否定すべき立場にあるんだろうが。再現したければご自分の研究室で調べればいいじゃん。できるような研究室なんでしょ?小保方がネットやマスコミでいじめられたと思うこととは別問題だろ?

Li 証言

あらま、感想さんという方が若山研究室にいたLi さんという人とメールでインタビューしたことに成功し、証言を得たらしい。
問題のLi box が何故、小保方の冷凍庫にあったかという件だ。このインタビューによると、Li box は4つあり、3つが若山研究室に存在し、1つだけが小保方冷凍庫だという。Li 氏はいずれ若山研究室でこのサンプルを使った実験を行うつもりであったので、すべてが若山研究室が保存すべきものだったようだ。
つまりLi 氏は小保方が意味が無いのに使えると誤解して盗んだと主張している。これまで1箱だけということで議論がなされてきたのだが4つあったうちの1つということは意味が大きく異るのでは?DORAの残されたジャンク細胞説は成立しないようだ。
そして、このDORAのブログに木星こと上田(イラクサが別名だ)がコメントしていることとよく一致するな。

オヤビン、木星です。言われた通り、ブツを理研から引き出してきやしたぜ。リ氏の試料は若山氏が引越終わって「週末には冷凍庫の電気を消すから必要なものはそれまでに運び出すように」と言われて小保方さんが慌てて見に行ったら冷凍庫の自分の棚にリ氏のボックスがあり、残された(要らないもの)と判断したが、自分には捨てる権限がないので居候先の笹井研へ運び、自分の研究室が出来た時にそこへ残す訳にも行かず、そのまま運び込んだ、というのが真相のようです。
これは弁護士さんから直接聞きました。BJ社に記事を寄稿予定です。
それにしてもだらしない話ですね。こんな事で二年間も小保方さんは犯罪者扱いされた。継母に虐められ土牢に押し込められたお姫様みたいです。これに怒らずして正義を語るなかれ、ですね。
引っ越したら冷凍庫の電気落とすのだから残しものがウジャウジャある筈もなく、
FES1/2が残し忘れつうのももうダメですね。
2016/6/28(火) 午後 3:16 [ ira*u*a79 ]

つまり、もしこの木星の報告が本当なら、自分のサンプルではないので放置すればいいのに持ちだしたわけだ。DORAは放置されたサンプルが研究室の冷凍庫にいつまでも存続するのはよくあることで、いちいち前の持ち主に聞くことはないと言うが、そして、多分殆どの研究室では卒業生・転職者のサンプルなのでそうだろうけど、この場合は「引越し」なわけで、研究室のボスにお伺いをたてるのが当たり前だ。お伺いをたてず、4箱すべてを持ち出したのなら小保方の主張ー置き忘れを保管ーが裏付けられるかもしれないが、4つあるうちから1つの箱だけを持ちだしたのは何らかの意図があったにちがいない。多分、4箱残っていたのではなく、1箱ぬきだした後だったので3箱残っており、これらを研究室の誰かが山梨に持って行ったのではないだろうか。木星の報告の、小保方が保管したというのは正しいのだが、小保方が「好意的に捨ててはいけないかもしれないと保管した」というのはあたらないだろう。
このLi 氏のサンプルがSTAP捏造に使われた・使われなかったとは関係がないことだけどね。
[ 追記 ] 2016.8.1 勿論、4箱のうち3箱を山梨に持って行って1箱だけ誤って残されたという可能性はある。しかし、引っ越しのとき、まとめて4箱あったものを機械的に移動するのに1箱だけ残したたというのはありそうにない。4箱がバラバラに置かれていたら別だが、Li 氏の証言では中国への帰国時に確認したとのことだから、まとめておいてあったんだろうな。山梨への持ち運びは、若山氏自身が行ったのではなく、研究室の誰かだろう。その人はLi 氏のサンプルという認識はあったし必要と言われていたにちがいないが、その数については認識していなかったんだろう。
[ 追記 ] 2016.8.2
小保方擁護派の反応
DORAはこのKanso氏のLi氏とのメールを読んで、この証言の重大性を理解できていない。「MTAのリストにないのがおかしい」とかごちゃごちゃ言って、石川氏の提訴の不当さを挙げているが、そもそも「MAT」はいい加減なのを本人が認識しているはず。問題は4ケのうち1ケを小保方が持っているということなのだ。これが理解できていない。
一方、tea*r*akt2はこの問題を理解しているのだが、小保方を擁護するために、このような証言がでてきたことに困惑しているのが読み取れる。最後の「(もしかすると、それはLiさんにとっては不本意な事実関係になるのかもしれませんが・・・)」という記述に、なんとか小保方有利に働くような証言であってほしいということが、よく現れている。この人は事実をよく把握しているのだが、擁護するという立場から抜け出ることができず、常に結論を擁護の方にずらすのだ。
もはや論理的思考が不可能な木星の方は匿名という方が指摘しているのに対し、「37. 木星 2016年08月02日 00:51 忘れ物? じゃ、李さんが細胞盗まれて留学諦めたって。。。それ、成り立ちませんね。」と理解していないのでとぼけた反応で、匿名さんがさらに「39. 匿名 2016年08月02日 07:15 また、忘れ物ではないようですよ」と教えてあげているのに返事がない。別の擁護派のいつも何度でもさんは「42. いつも何度でも 2016年08月02日 08:48 唯でさえ慣れない日本語でしつこく色々聞かれたので、….精一杯の推測を話してその場から逃れたかった、かのよう。」と自説に不都合なことは理解しても、捻じ曲げて解釈している。
擁護派の意見はいつもこうなんだよね。都合の悪い事実や証言は、理解できない、理解しようとしない、理解しても捻じ曲げる、なんとか有利になるようにならないかと修飾するのだ。

BPOの裁定があるようだ

放送倫理・番組向上機構(BPO: Broadcasting Ethics & Program Improvement Organization)に小保方氏側がNHKが2014年7月27日に『NHKスペシャル』で放送した特集「調査報告 STAP細胞 不正の深層」について人権侵害があったと訴え、その審議の結果がそろそろ出るらしいので、「小保方晴子さんへの不正な報道を追及する有志の会(木星こと上田が主催するブログ)」や「理研STAP細胞論文調査委員会報告、改革委提言等への根本的疑問」などのいわゆる小保方擁護グループのブログが賑わっている。
STAP細胞はその科学的根拠がすでに失われて久しいわけで、小保方氏擁護派としては、論文が捏造であったということを覆すことができないので、擁護を続けるための攻撃の矛先を、若山氏(小保方氏が嘘をついていないとすると若山氏しかいないから、あるいは「あの日」の若山氏に対する記述を頭から信じているから)あるいは、初め褒め称え、後にけなしたマスコミに持っていくしかないのだ。
NHKの番組についてBPOが人権侵害があった等の判定を仮に下しても、STAP細胞論文を捏造したという事実にはなんの変化もないわけで、ES細胞を使ったのは、桂委員会はその立場上、直接証拠がないから誰だと明言しなかったのだが、擁護派以外の人は(ひょっとしたら擁護派の一部の人でも)誰だかわかっているわけだ。
多分BPOはNHKの行為についてなんらかの否定的コメントをするだろう。擁護派は大喜びで大騒ぎするだろう。しかし、だからといってSTAP細胞が肯定されるわけではないし、小保方氏の博士号が回復するわけではない。仮に小保方氏の人権が回復されたとしても、小保方氏の研究者としての命は終わったに等しく、擁護派の方々はどうしてほしいのだろうか?まさか本当に小保方氏にSTAP細胞を作って欲しいのだろうか?有効数字もわかっていない、モル濃度計算もできない、そして自分自身でも再現できないプロトコルを発表する人に、仮に資金と場所を提供したら作れると思っているんだろうか?
擁護に走ったのでいまさら止められないとしても、いい加減なご都合発言をしたり(武田邦彦)、デマをとばしたり(上田、大宅なんちゃら、湯之上隆)するのは止めてもらいたいですな。まともな研究者はSTAP細胞のことなどすでに歯牙にもかけていないわけですが、こういうインチキどもがうるさいので、最近は「「結論ありき」の非専門家ブログが社会を混乱させている:世界三大不正STAP事件の正しい理解を社会に広める会」というブログが頑張っていますね。こいうブログを建てざるを得ないと現役の研究者にに思わせることが、日本の研究者の足をひっぱっていることになるんだよな。

STAP細胞株

STAP細胞株の一覧を
1)理研 桂委員会の報告書 p3
2)片瀬久美子ブログ warbler’s diary
3)Natureの STAP cells are derived from ES cells
当然ながら1)と3)はほとんど同じ。一部OCRだからミスがあるかも。
年譜は以前の在米ポスドクさんを基礎にして加筆したものです。
20160721Chronological_Table_Obokata-3.xlsx
[wpdm_file id=7]
細胞株の議論は推測ばかりでもはやついていけない。上田こと木星が手に入れたサンプルリストのラベルだってどこまで信用していいのか、O嬢はノートもないし、記憶だけじゃな。

ダウンロードしてかまわないけどアップするなよな

あの日の著者の起こした事件の年譜をアップロードしたわけだ。誰が利用してもかまわないと思ったわけね。単なる事実の羅列だからね。在米ポスドクさんが作ったのに加筆したわけだ。だからその由来もちゃんと記載してある。在米ポスドクさんの許可なく加筆しちゃったんだけど、事後承認してもらったような形になっている。
アップしてあったファイルをダウンロードして、その由来も示さず、別のサイトにアップした奴がいるのね。
20160708ShimanoKouichi
誰でも自由に使っていいのだけど、これをさらに配布するというのは不快ですな。引用元もないんだぜ。個人的な忘備録として個人として保存するのにとどめてほしいね。コメントできるんだから許可を得てほしいね。マナーというもんだろうが。

面白いブログ

管理人の学生時代の唯一の価値観は「おもしろい・おもしろくない」だった。
世の中同じ考え方ばかりだと面白くない。考え方が違う、別の観点からの指摘、自分の専門外からの解説、新規な知識が得られる、とかが面白いわけだ。Curiosity を満足したいわけだ。
STAP細胞事件は科学的には既に終了しているわけだが、相変わらず擁護派の連中の筆頭の木星こと上田がデマを繰り返し飛ばし、ファンを熱狂させているわけだ。このような人々のブログ「小保方晴子さんへの不正な報道を追及する有志の会」は、呆っきれ返る議論で一杯なのだ。この議論については、唖然とするだけで面白いわけではない。擁護派も分裂気味なところがあるのだが、ともかく「あの日」が聖書であって、この本の著者は正しく清い人であるがゆえ、捏造騒ぎの張本人を他に探すしかなく、お一人は亡くなられたので、残るお一人を責める状況なのだ。擁護派だけのコメントなら、たとえ分裂気味でも、全く面白みがないのだが、まともな方のツッコミがあるので、面白いブログとなるのだ。ツッコミにボケの擁護派は返事ができない。話題をそらすわけだ。最近は えり さんという方がツッコミだ。えり さんには、彼らの考えを変えることは不可能に近いから、ご自分の仕事に戻ったほうがいいのではといいつつ、コメント欄を読んでいて面白いので頑張ってほしいと勝手に願っているのだ。こっちの方は漫才の面白い/面白くないに近いですな。
一方、どこかの医学部のPIあるいはその下の准教授クラスの方らしい研究者が立てたブログ「「結論ありき」の非専門家ブログが社会を混乱させている:世界三大不正STAP事件の正しい理解を社会に広める会」は管理人と同じ考えなので全く面白くない。まともすぎるのだ。木星こと上田のデマに腹を立ててブログを立てたらしい。多くの研究者はSTAP細胞事件は終了したし、仮にこの分野の研究に関わって関心が残っていても、積極的に問題にすることはない。時間がないからな。だからこのブログの持ち主に対して、面白くないと言って申し訳ないのだが、管理人はそんなにムキになってやらないで、まだ若い方のようなので、ご自分の教育・研究に力を注いだほうがいいのでは?と心配になるわけだ。擁護派はそのうち沈殿しちゃうから、無理に遠心しなくていもいいのでは?と思うわけね。こっちの面白い/面白くないは好奇心を満足する/しないのほうで、概ね管理人にとっては既知のことだから好奇心が大いに満足するというわけではない。擁護派の上田がこのブログに、まともな日本語でコメントしたら、漫才的に面白くなるかもね。上田がまともな論理の日本語を書くことができたらの話だ。

ブログでの喧嘩はこうやって始まる

前の記事「よほどの暇人」では、さるブログの記事、コメントについて書いたその前の記事「暇つぶしは…」に対する反応への返事を、日曜日の夕食を一杯飲みながら書いたわけだ。そしたら、さらに へい さんという方が、あっちのブログにコメントしたのだ。
つっかかってくるから、こっちもつっかけてみるのだ。こうやって喧嘩になるんだろうな。

106. へえ 2016年06月19日 21:20
光栄なことにひまな大先生からお返事頂きました。ひまってことは知ってて書いてるよ。
しかし、くどいわりに説得力ないね(下記)。もともとテラトーマの図面のことだと思ってなかったんでしょ。
ATPの熔解度だっけ、教科書だか理科年表だかの数値を鵜呑みにして、溶けるわけないとか、書くような人みたいだし、仕方ないけど(その後、やってみたら溶けるってご指摘が入ってたような気がするが)。「博論作成に関わったことのある人」って何言ってんの、その一般化?いかにも、自分の意見に自信ないやつが、味方ふやしたいときに言いそうなセリフだね(ダサ)。
要するに、「図が違ってたって、正しい図があったときに、それで一発退場なんて例があったのか?」って聞いてる。少なくとも、小保方さんは2月20日に正しい図をNATUREに送って、共著者にも連絡したと言ってる、これが虚偽だっていう証拠があんのかね?
>一方、…. 管理人の文書のコピペだから 略 …. こりゃなんと弁解してもだめだと思ったわけですね。

さて へいさん は当方が「ひまってことは知ってて書いてる」ということでしたらその前のコメント;

102. へえ 2016年06月19日 18:34
88でご紹介の大先生、某国立大の先生らしいけど、よほどの暇人らしいな。ぐだぐだ言ってないで、こっちのブログのコメントに書き込めばいいのでは?

に「よほどの暇人らしいな。」と書く意味はなんでしょ。わかっているのに、言いがかりをつけているんですな。
大先生」の「大」も言いがかりですね。大小は へいさん には判断できないでしょう。当方は小ですので。大と書いて揶揄したいのですね
くどいわりに説得力ないね」は、へいさん の履歴(学生?大学院学生?社会人?サイエンスに関係した仕事している?など)を知らないので、ご容赦くださいとしか言えないですね。わかっている人はくどいでしょう。しかし、該当ブログのコメンテータは、極一部の方を除いて、ブログ主催者も含めて、科学的分野の仕事をしていないようなので、誤解されないように記述したわけですね。へいさん は博士論文と投稿論文の関係をご存知だったのですね。それは失礼しました。それでは くどい は別として、どこが納得されないのか教えていただきたいですね。最近、長い文章を読めない学生がいっぱいいることに気がついています。へいさんはちがうと思いますけどね。
もともとテラトーマの図面のこと」、「博論の図の流用」は博論でどっかのサイトの図を流用したと解釈したのが前の記事です。Nature論文で博論のテラトーマの図を流用したというのを、管理者が誤解したようです。しかし結論は後者だったら以下に書いてありますように、前者だったら前の記事の通りです。どっちにしろアウトですな。
ATPの熔解度」。「数値を鵜呑みにして、溶けるわけない」とは言っていませんよ。「めちゃくちゃなプロトコル」では、「溶けるかどうかしらない」と書いたし(在米ポスドクさんが試して溶けることがわかったけど)問題にしたのは有効数字ですね。しっかり記述を読んでからコメントしてくださいな。言いがかりをつけているとしか思えないですよ。ちなみに解度ではなく解度でしょ、いいたいのは?熔は金属がとけることですからね。誤字をあげつらいたくないけどね。
有効数字5桁で、なおかつ小数点以下第2位まで測定できる天秤を使うなんてありえないと書いたわけですね。Vacanti氏によれば、培養液に加えた結果、ATP 濃度は3~5 mMというわけで、有効数字1桁の実験に無意味なわけです。最小秤量0.01 mg という天秤は最近では珍しく無いでしょうけど、0.01 mgの精度で目的の重さを得るのは大変なんですね。ですから、目標に近い量を天秤にのせ、重さを測って、加える溶媒(水)の量を調節して目的のモル濃度の溶液を作るというのが、常識的な方法です。
「くどい」といわれるのだからへいさん は有効数字の意味わかりますね?モル濃度の液体の作成方法知ってますよね?小保方はモル濃度の計算ができないと言われた意味わかりますよね。Dilute 110.57mg of ATP into 1ml of H2O(200mM in H2O)ですからね。
自分の意見に自信ないやつが、味方ふやしたいときに言いそうなセリフだね(ダサ)。」自分の意見に自身がないからつける言いがかりの典型ですな。「ださ」を付けたことで、相手の意見をともかくけなすことが目的であることがわかりますね。反論するときは、「私の近くにいる複数の博士論文作成者に聞いたけど、そんなこといってない」とか、嘘でもいいから付けたらいいのではないでしょうか?
問題のテラトーマの Natureの図は、博士論文に使った図の下半分の免疫染色(東京女子医あるいはVacanti 研で作成)の図と、HE染色は理研で実施した実験のしかも、ホストのマウスの正常組織の図の組み合わせだったわけです。こんな操作、うっかりミスであるわけがないですね。パワポでのプレゼンの仮の図を間違えて…. なんて言い訳通るわけがない。パワポのプレゼンでどんな目的で、こんなインチキ画像を作るんだよ。笹井氏とあとから、こっちでしたと示したという写真も、切り出した後、染色したのが何ヶ月も後とのことだし、その図も公開されていないよ。
「図が違ってたって、正しい図があったときに、それで一発退場なんて例があったのか?」って聞いてる。」「49. えり 2016年06月16日 23:36  博論の画像の流用 が一発退場 ということですよ」残念なことに図を誤りだったと取り替えている論文は結構ありますね。しかし、この場合は、上記にあるように、よくあることではないのですね。イエローカードを通り越してレッドカードになる要件を十分満たしていると、愚考するわけですね。こんなひどい前例は知らないです。
小保方擁護の方々は、前にも書きましたが、ちと冷静になって、相手の言い分をしっかり聞き、自分で調べ、どの根拠が信頼できるものかを考えて行動されたらどうでしょ?えりさんもおっしゃっていますが、小保方を心情的にではなく科学的に擁護する研究者っていますか?武田邦彦はちがいますよ、奇をてらうことが商売ですからね。
さって、time over 。仕事しなくっちゃ。この へいさん との議論は へいさんがしっかり読んで誤りは誤りと認めないかぎり進めません。