カエルの実習

医学分野の生理学実習では、食用カエルの坐骨神経を使った神経伝導速度の測定や、坐骨神経+腓腹筋の神経筋標本を使った筋収縮を調べる実習は定番である。医学部でもコメディカルでも生理学実習があるところではごく普通に行われる実習である。
カエルは、動物の愛護及び管理に関する法律で縛られない。両生類だからだ。神経を単離する実験では食用蛙は大きいので好んで使われる。食用カエルは外来動物なので、その点だけが取り扱いに引っかかるが、事実上、どこにもいるわけで、業者を通して購入する分には、ちょっと書類を書く必要があるが、何の問題もない。1尾2000円くらいする。ホントの食用にするには台湾などから輸入した冷凍が安い。しかしこれは当然ながら使えない。
こっちの大学でもあっちの大学でも、カエルがでてくると、ギャーギャー学生は騒ぐ。今年の学生も同じだ。しかし、今年は男子学生で、カエルを見るのも、勿論さわるのもできないのがいた。カエルの形があるまで、物陰に隠れているのだ。神経のみ取り出したら、なんとか実験に参加できる。もう一人の女子学生は、パニックになって、泣き出して実習室からでていった。廊下で落ち着きを取り戻し、カエルの姿がなくなったら実習に参加した。なんてことだ。もう少したったら、解剖実習で本物のご遺体に、ホルマリンに漬かっているいるけど、触ることになるのだが、どうなるんだろ。医療系の大学に入学したんだぜ。英文科じゃあるまいし。

20131008Bufo

女子学生は、みるのもいやだと実習室に居る事は居るのだが目を覆う。しかし、すきまからチラチラ見ている。かと思うと、平気でカエルを取っ捕まえて断頭する女子学生もいる。
子供のころカエルを捕まえて遊んだ経験がないようだ。TVゲームばかりやっていたんだろ。夜中カエルが鳴くとうるさくて寝られないと言う奴もいるらしい。キャンプなどでは当たり前の「騒音」だろうが。夏にキャンプなんかやったことがないのだろうか。
肉屋、魚屋に行けないのだろうか?スーパーじゃ肉はすべて発砲スチロールのトレイに乗っている。しかし肉屋では骨から肉を切り出している。こういうシーンは見た事が無いのだろうか。もっとも管理者の知り合いで、良い年しているご婦人が、肉屋の肉は筋とは違ってべつのぶよぶよした物と思っていたのがいたけどね。
良く聞くのは海には魚の切り身が泳いでいると思っている子供が居るとの話だ。ホントか?水族館の魚は、スーパーの鮮魚売り場にならんでいるのとは違う物と思っているのだろうか?
ヒトからの採血実習で、ぶっ倒れるのは男子学生が多い。採血されている学生だ。これはまた違うことだが。
[ 追伸 ]
2回目のカエルを使った実習は神経筋標本で、筋収縮を見る実習であった。問題の逃げ出した男子学生を捕まえて、「いっしょにやろうよ、慣れればできるから」といって、逃避した実習室の隅から引っぱりだしている学生がいた。偉い!!
管理者が同じ事をやったらパワハラになるかもしれない。
1回目のときは、顔を覆って見たくないという女子学生は、今度はなんとか、キャーキャー騒ぎながらでもカエルに手をだしていた。やっぱり女は強い。男のほうがなさけない。
 
実習結果の解説はこっちに書いた、他の大学の教員が読んだら怒るかもね。

HDDが認識できなくなっちゃった。

昨日、こっちの大学の勤務日なので午前中から大学にいると、贅沢なおっさんから電話があって、これから大学に行くけど、Macの調子悪いから見てくれだって。
1)起動に時間がかかる。
2)Thunderbolt Display のUSBポートに接続したTime Machine用の外付けHDDが見えたり見えなかったりだ。
3)MacBook Air を単独で使ったあと、Clamshell モードでThunderbolt Displayに接続するとデスクトップが崩れちゃっている。
というのがクレームだ。午前中は、こっちの大学で特に仕事がないので、のこのこ研究室に出向いたわけだ。
3)はOSXでよくあることで、デスクトップのアイコンの位置を記録したファイルが壊れちゃうのだ。OSX10.6 などで良く出現したトラブルだが10.8 になってあまり生じなくなったが、まだ起こりやすいのかもしれない。MacBook Air 単独で使ったときのデスクトップのアイコンの配置とThunderbolt Display のアイコン配置は、Diplay の大きさがそのもそ違うのだからそれぞれで記憶されていなければいけない。多分、そうなっているはず。だがうまくいかないことがあるみたいだ。そこでDIM2.0.2 というアイコン配置を記憶させるアプリケーションをインストールし、Thunderbolt Display のときの配置を憶えさせて、配置が崩れちゃったときは元に戻すということをさせた。これでうまくいくかどうかわからない。デスクトップのアイコン配置情報は .DS_Storeに書き込まれる。これが狭い画面のMacBook Air単独使用とThunderbolt Display使用とでどのように変わるのかよくわかってない。DIM2.0.2 は別途保存してあった情報から .DS_Storeを上書きするんだろうな。きっと。
1)と2)は同一原因で、外付けHDDの起動ファイルが壊れちゃったんだろ。DiskFirstAid で修復しておしまい。HDD をMacが認識してくれたから簡単だった。外付けHDDがおかしいのでこれを認識するために起動に時間がかかったんだろ。
で、本日(火曜日)あっちの大学に出勤してMacをみたらTimeMachineがエラーメッセージを吐いている。HDDになにかトラブルがあるようだ。ディスクユーティリティでなにやら操作していたら、にっちもさっちもいかなくなりアンマウントしたら、もうMacはこのHDDを認識してくれない。システム・プロファイラーでは存在を示しているが不明となっており、ディスクユーティリティでは認識しない。コマンドラインでdiskutil コマンドでも;
$ diskutil list
を実施しても認識していない。あー………
こっちはHDDが完全にこけちゃったおそれがある。内蔵だから、取り出して外付けHDDにしてなんとか解決できるだろうか?
To be continued.
午後遅く、時間がようやくできたので、シャットダウンしてBay から抜いて、また刺しこんだら認識しデスクトップに出現して、ディスクュユーティリティでFirst Aidが実行できた。修復に1時間位(多分、表示が1時間だったが退席していたのでわからない)もかかったがなんとか戻った。というわけで原因不明ながら解決。完全にこけていたわけではないようだ。
4つのBay の何処にどのHDDが刺さっているのか、すぐにはわからないようになっていたのでBay の番号をマジックで本体に書いちゃった。Bay は前面が1で後面の方へ順に2、3、4となっている。HDDを固定している金具にテプラでHDDの名前のラベルを貼っておいた。これでコマンドラインとかシステムプロファイラを立ち上げなくでもわかる。